上手く言えないあれこれ

を綴ってます。いつも間にか34歳独身。ゆるく楽しく丁寧に。

【観た】13歳の物語に励まされる31歳。

魔女の宅急便』のこと。先日は『君の名は』が地上波で放送されて話題になっていたけど、私はこっちの方がよっぽどテンションが上がる。(『君の名は』も好きだけど。)

「あー今日『魔女の宅急便』やるじゃんーーーー!!」と、DVDは持っているのに見てしまうから不思議。ということで今日は『魔女の宅急便』を語ります!

 

もう冒頭10分の旅立つシーンから大好き。

「贈り物のふたを開ける時みたいにわくわくしてるわ」byキキ

「いつも笑顔を忘れずにね」by母

「上手くいかなかったら帰ってきていいんだよ」by父

をはじめ、一言一言にきゅーん・・・。で、いい所でルージュの伝言のオープニング!あーーーもうっ。叫びたくなる衝動を抑えながら見てた。

 

他にも音楽がいちいちよくて。あの街や、森の中の背景が素敵で。あとは何と言っても、出てくる人達がみんな優しい!この映画、本当に魅力的な人が多い。

 

キキを心配しながらも優しく見送るお母さん、お父さん、ドーラさん。

海の見える街で一番にキキに手を差し伸べ、いつも明るく励ましてくれるおソノさんと寡黙だけど優しそうなご主人。

はきはきしてて芯があって、キキが落ち込んだ時にナイスなタイミングで現れて背中をいい感じにそっと押してくれる画家のおねえさん。(ウルスラっていうらしい。何歳か分からないけど彼女の「そのうち急に描きたくなるんだよ」が今日は一番響いた。)

あのニシンのパイを焼いたおばあさんとバーサ。「これをキキという人に届けてほしいの」のケーキのシーンは優しすぎて泣ける!

あ、忘れてた。目標に向かって一直線のトンボ。

きっとそれは誰より優しくていつも一生懸命なキキが中心にいるからで。

 

何というか、こんな、優しく、真っ直ぐな人になりたいと見るたびに思う。今日もまたそう思った31歳。最後の手紙で、13歳のキキに励まされた31歳。

 

「落ち込むこともあるけれど、私はこの仕事が好きです!」と言いたい。

 

毎回感じ方は少しずつ変わっても、やっぱり大好きな映画。