上手く言えないあれこれ

を綴ってます。いつも間にか34歳独身。ゆるく楽しく丁寧に。

みんな「今」を頑張ってる。

今日は大学の時の友達に会った。1年ぶりくらい。

 

彼女は結婚してて、きれいな一戸建てに住んでて、家の前にはマイカーが止まってて、最近2人目の子供が生まれて、今新卒で入った会社を育休中で。絵に描いたような幸せ感いっぱいに見えて。私とは全然違う環境で毎日生活してる。大学の時の友達って気づけばもうみんなそんな感じ。環境が違うと考え方とかも結構違ったりして、何となく距離ができてしまってる友達もいる。

 

でも、彼女は全然そんなことなくて。安定と家庭的な幸せを望む彼女と、自由を求める私とは考え方は全く違うけど、それでもこうやっていい関係が続いてて。そういう友達って本当に大事だなと改めて感じた。

 

そんな彼女と大学の時の思い出話や、共通の友達の話や、近況報告で一頻り盛り上がった。

「子供二人育てながら家事もして、ほんとすごいと思うわ」と私。それに対して彼女は「今は上の子が大変やねー。下の子だけだったら別に大丈夫。3年前の自分に言ってやりたいわ。赤ちゃん一人のその状況、楽勝やよって。」と。「そうなんやー」なんてふわ~っと話していた時に、彼女が言ったことがすごく印象に残ってる。

 

でも、いつでも『今が一番大変』って思うなー

 

と。今思えば楽な一人目を育ててる時だけど、その時はそれはもう大変だったし、もっと遡って結婚前の一人暮らししながら働いてた時だってその時は本当に辛いと思ってもいたし・・・。要するに、いつだって必死だよね。と。きっとみんなそうだよね。楽して生きてる人なんていないよね。バカにしていい人なんていないよね。と。

 

そんな重いニュアンスで話してたわけではないけど、すごく響いた言葉だった。「今が一番大変」って思うのはきっといつも今を必死に生きてるからで。それはきっとネガティブな意味じゃなくて、大変だからこその充実とか、楽しさもあって。前の「大変」を乗り越えた上に今の「より大変」があるんだとしたら、それはたぶん自分が成長している証なんだろうな。と、そんなことを考えた。

 

「もっと大変だった時を経験してるから、今の状況はそんなに大変だとは思わない」と言う人もよくいる。過去に頑張った経験があるからそれを今の自分の自信にしているわけで、それはそれですごいと思うけど、彼女のような「いつも今が一番大変」という生き方、素敵だし、私はすごく好きだなと思った。

 

私は「今が一番大変」と言えるだろうか。そんな成長ができているだろうか。ちょっと振り返るきっかけになる言葉だった。