選ぶという贅沢。
最近のもやもや。
今まで何度も転職を重ねてきた私は、新しい職場へ行くこと、新しい仕事を始めることに全く抵抗がない。むしろわくわくする。求人サイトを見ながら、これ楽しそう、あれもいいかも、なんて楽観的に色々と妄想しながらイメージを膨らませたりもする。
それが最近、どうも違う。新しいことを始めるのには何の抵抗も感じないけれど、どれを見ても「わくわく」が減ってしまったような気がする。いや、たぶん減ってはいない。けど、「わくわく」だけではなくなった。
自分では意識していないつもりだけど年齢のせいなのかもしれないけれど、今までよりも「先のこと」を考えるようになったからだと思う。この仕事よさそう。でも、10年働いたとしたら、何ができるようになって、どのくらいの収入が得られるんだろう。あの仕事興味ある。でも、ここでがむしゃらに働いてその先私はどうしたいんだろう。前回の就活よりもより現実的に考えている自分がいる。それはきっといいことなんだけど、そのせいで自分の向きたい方向が分からなくなってきた。
この間読んだ記事にはこう書いてあった。
「戦略なしに見切り発車をしても、得られるものは少ないと思う」
今日読んだ記事にはこう書いてあった。
「まだ起こっていない先のことを考え不安になるよりも、今あるわくわくを選ぶべきだ」
今まで後者で走ってきて、今の私があると思う。後悔はないけど、それが正しかったのかはよく分からない。
同世代で活躍している人を見るたびにもやもやとした気持ちが沸き上がってくる。
先のことを考えることは本当に苦手。でもその大切さをじわりじわりと感じるようになってきた。不安になりすぎず、正しく現実を見て、先を見通す力をつけなければと思う。